インプラント治療

インプラントとは

インプラントとは

インプラント治療とは歯を失ってしまった場合に、その部分の歯槽骨にインプラント(人工歯根)を直接植え込み、その上に人工歯を装着して歯の本来の機能を取り戻す治療です。歯槽骨が人工歯を天然歯と同じようにしっかり支えるため、今まで食べられなかった硬い物まで、違和感なく自由に食べられるようになります。

インプラント治療が適した症状

歯を1本だけ失った場合

術前

術前

術後

術後

インプラント治療は、失った歯の単体の治療になるため、周囲の歯に負担をかけることがありません。1本のインプラントによって、まるで自分の歯が蘇ったかのような見た目と噛み心地を取り戻せます。

歯を何本も失った場合

術前

術前

術後

術後

歯を複数本失ったケースでも、インプラント治療は最適です。歯を何本失っていても可能であり、かつ部分入れ歯のデメリットであった、ほかの健康な歯に負担をかけるということもありません。お手入れも天然歯と変わらず、自然な口腔内を再現できます。

歯がまったくない場合

術前

術前

術後

術後

下顎の歯がまったくない場合にも、インプラント治療は可能です。すべての歯槽骨の該当部分にインプラントを植え込むことも可能ですが、一部分に植え込み、それを支えにして部分入れ歯を用いることもできます。その安定性は、天然歯と変わりません。

当院のインプラントメーカー

インプラントメーカーは世界中にたくさんありますが、当院ではヨーロッパで大きな実績を持つ、ドイツのカムログテクノロジー社で開発された「カムログインプラント」を採用しています。

インプラントは、歯槽骨に埋め込む人工歯根の部分であるフィクスチャーと、人工歯を連結させるアバットメントの2つの構造で作られています。かつては、このフィクスチャーとアバットメントの連結が緩みやすいという難点があり、これによって上部の人工歯が動き、噛み合わせがズレてしまったり、各パーツが破損してしまったりというケースがありました。

カムログインプラントは、25年にもわたる臨床研究のもと、この問題点をクリアし開発された、非常にすぐれた機能を持つ安心のインプラントです。

インプラント治療の流れ

初診から手術完了までのステップ

[STEP1]
初診
インプラント治療についてのご相談・ご説明を行います。
[STEP2]
診査
患者様の健康状態、病歴などについての問診後、お口の中の検査、レントゲン撮影、歯型の採取などを行います。
[STEP3]
診断
検査結果に基づき治療方針・計画を決定し、ご納得いただけたら手術に入ります。
[STEP4]
手術
歯槽骨にインプラントを植え込みます。2~6ヶ月後、インプラントに人工歯を連結させるアバットメントを取りつけます。
[STEP5]
人工歯の作製
歯科技工士が、患者様の噛み合わせを考慮したカスタムメイドの人工歯を作製します。
[STEP6]
人工歯の装着
完成した人工歯を連結して、治療完了です。

インプラント・入れ歯・ブリッジの比較

  保険適用 メリット デメリット
[インプラント]

インプラント

なし
  • ほぼ天然歯と同じ感覚で噛める
  • ほぼ天然歯と変わらない美しさを持つ
  • 残存歯に負担をかけず、歯槽骨が痩せるのを防ぐ効果があり、天然歯を多く残せる
  • 簡単な外科手術(1日)が必要
  • 比較的治療費が高い
  • 骨への定着期間を含めると、治療期間が長い
[ブリッジ]

ブリッジ

あり
  • 固定式で違和感が少ない
  • セラミックなど、天然歯に近いきれいな素材が選べる
  • 治療期間が短い
  • 固定させる両隣の歯を削る必要があり、また負担をかける
  • 発音に影響が出る場合がある
  • 歯を失った部分の歯槽骨が痩せる場合がある
  • ブリッジと歯ぐきの間に食べカスが残りやすく、不衛生になりやすい
[入れ歯]

入れ歯

あり
  • 比較的治療が簡単であり、短期間で完了する
  • 通常の素材の使用なら、治療費が抑えられる
  • 噛み心地が悪く、硬い物が食べにくい
  • 食べカスが挟まりやすく、不衛生になりやすい
  • 装着時に違和感がある
  • 歯槽骨が痩せる場合がある
  • 留め金が見え、見た目が不自然