加齢による変色、ヘビースモーカーゆえのタバコのヤニ、コーヒーや紅茶を愛飲しての着色など、なんてことない日常生活の繰り返しから、歯が黄ばんでしまうことはよくあると思います。
長年、積み重ねた生活習慣で黄色く染まってしまった歯は、歯ブラシなどでは落としきれない場合も多いため、美容や口内環境の健康維持といった側面から考えると、やっぱり歯医者さんの出番ということになるでしょうか。
歯を白く美しくきれいにしたいのであれば、ネット上でもさまざまな口コミや体験談が見受けられる、ホワイトニングがピックアップされていますが、一体どんなリスクが潜んでいるのか?
よくあるホワイトニングのデメリットを挙げてみました。
ホワイトニングとは
歯医者さんで行えるホワイトニングは以下の3タイプに分類することができます。
オフィスホワイトニング
歯医者さんにコツコツ通って歯を白くしていくホワイトニングになります。
時間的な関係から1回の施術ですべての歯を白くすることは難しいかもしれませんが、いちばん確実なホワイトニングになると思います。
ホームホワイトニング
オフィスホワイトニングと違い、マウスピースを作ってもらい、購入したホワイトニング剤を使って、自宅で実践していくスタイルになります。
基本的には歯医者さんの指導のもと、行っていくので何か異変を感じた場合は、自分の判断で即中止にするなど、ある程度の状況判断が求められる場面もあるかもしれません。
最初は1ヶ月ぐらいのスパンで毎日ホワイトニングを繰り返しますが、経過観察で歯医者さんのチェックが入るため、何度か通院する必要があります。
デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングのいいとこ取りといった感じです。
歯医者さんでもホワイトニングをしてもらい、自宅でもホワイトニングを続けるタイプです。
いちばんお金がかかるかもしれません。
ホワイトニングのデメリット|値段が高い
決して安くないのがホワイトニングです。
ホームホワイトニングはキットの購入代金が最低でも30,000円かかります。
歯医者さんで直に行うオフィスホワイトニングの場合、施術するクリニックや治療内容によって料金に開きがある場合も多く、地域に密着した普通の歯医者さんと、富裕層しか相手にしないような美容歯科とでは、費用に大きな差が生まれるかもしれません。
たとえば、16本の歯を対象に、初回20,000円、2回目が18,000円といったコース制を設けている場合もあります。
ホワイトニングのデメリット|選び方が難しい
どこでホワイトニングをするか?といったクリニック選びも重要な要素です。
なかには、歯の表面を特殊なジェルで研磨して「これできれいになればホワイトニングする必要はないですよ」と、仰ってくれる歯医者さんも実在します。
ホワイトニングは歯への負担をかけるため、なるべく回避しようと、あらゆる手を尽くしてくれる先生は、信頼できると思います。
ホワイトニングのデメリット|たとえなこんな危険なリスクが潜んでいます
知覚過敏になるかも
ホワイトニングでいちばん警戒したいのが知覚過敏です。
冷たい(温かい)飲み物を口に含んだ瞬間にズキン!と反応してしまったりと、ホワイトニングをしたばっかりに、満足に食事が楽しめなくなってしまう人も少なからず存在するようです。
ただ、歯医者さんいわく、知覚過敏になったらなったで、対策はあるとのことです。
高いお金を払っても望んだ効果が出ない場合がある
芸能人みたいな真っ白な歯を夢見ていたのに、数トーン程度しか色が明るくならず、結果に満足できないケースも多々あると思います。
特にホームホワイトニングに付きものな結果と言えるでしょうか。
歯の色にムラが生まれる
ホワイトニングの実践中は、すべての歯が均一に白くなっていくわけではないため、白×黄×白みたいな歯並びになる場合もあり、我慢が強いられることもあります。
着色を気にして間食できない
自宅でできるホームホワイトニング中は、薬剤を塗布したマウスピースを装着しているため、間食は難しいと思います。
水分補給もストローを使うなど、うまくやらないといけないため、ちょっとした不便を感じます。
また歯が黄ばむ|色戻りする
ホワイトニングで輝きを取り戻した歯は永久保証というわけではないため、日々の生活で再び黄色く染まることもあります。
一般的にオフィスホワイトニングのほうが、色戻りしやすいと言われています。
差し歯と違う色になる
もし、ホワイトニング以前に差し歯がある場合、歯の色に合わせて着色されているため、ギャップが生まれることになります。
まとめ
どのホワイトニングを選ぶか?どんな歯医者さんの門をたたくか?によっても、さまざまなデメリットが浮上します。
もしホワイトニングを受けるべきかどうか迷っているのであれば、一般的なリスクを把握した上で、かかる費用や得られる効果などを考慮して、どれだけ自分が納得できるか?が大きなカギを握るのではないでしょうか。
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